国語と音読

2025/12/02

■正しく読む事は、正しく理解する為の第一歩。

 音読する際に格助詞を間違える様な簡単な間違えだけでなく、文自体を作り変えてしまう様な読み間違えをする小学生がたまにですが存在します。本人に聞いてみると、内容を理解しようとすると思わず間違いてしまうとの事でした。その答えを受けて、内容は理解しなくても良いので間違えずに読むようにして読んでみてと話した後にも、やはり状況は改善しませんでした。この現象は何を意味するのでしょうか。
 読むという事は、知るという事です。逆説的ですが、知りたいから読むのです。読む為には知りたいと思う必要があるのです。知りたいと思うからこそ、書いてある事が知らない事、新しい事であると、必然的に前提とする事が出来るのです。この知りたいという動機が芽生えていなければ、知らない事、若しくは新しい事である事自体が認識出来ないので、注意深く読む必要がないのです。この結果、記憶に残っている単語に反応して、かつてその単語に繋がっていたであろう節を発音していまうという訳です。
 この小学生が間違えて音読する理由は、真面目に取り組んでいないとか、注意力が足りないとかではないのです。まだ読む事が「知る事」と繋がっていない事が、本当の理由なのです。
 我々はこの小学生にどう接するべきなのでしょうか。知りたいという動機が芽生えるように、辛抱強く応援し続けましょう。必ずその動機は芽生えると信じて、焦らず励まし続けましょう。必ずその日はやって来ます。

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